花邑(はなむら)の陸羽田(りくうでん)を飲みました。
純米酒としては最高級の香りです。
出会ったきっかけは、日本酒好きの方からの紹介でした。
あの『十四代』の高木社長自らが技術指導し、原料米の選定、醸造方法、品質管理に至るまですべて監修したお酒。味わいは、十四代そのものだと言うではありませんか!
それは飲まずにはいられません。
味わい
口に近づけてまず思ったのは、白桃を感じさせるフルーティーで芳醇な香り!
口に含むと、甘みのある味わいですが、しっとりとした舌触りの滑らかさが際立ちます。
若干の苦みや渋みを伴ったキレがあります。
純米酒らしからぬ味の膨らみもあり、後味は、ほのかに甘みが残ります。
これはなかなか美味しいではありませんか。
このお酒は、キンキンに冷やすよりも、少し冷えているくらいの方が、香りが楽しめて美味しいです。
癖がなくて飲みやすいですが、製造本数が少ないこともあり、一般で手に入れようと思うと、十四代の名前のせいでプレミア価格が付いてしまっています。
定価である2,450円(税抜)で考えるなら、コスパ最高、間違いなく買いです。
しかし、特別美味しいかと言われると、この位の味わいならば、他にもあるかと思います。
ただやはり、花邑は純米酒でこのレベルですから、雄町の純米吟醸や、愛山の純米大吟醸はどのような味わいなのか・・・!!!
『十四代』の高木社長監修は伊達じゃない、噂に違わぬ旨い酒でした!
【追記】
四日目以降は、苦みが増してしまいました。
これは、陸羽田という品種の特徴なのかもしれません。
それでも、美味しいお酒であったことには変わりありません。
飲むときは、あまり日を開けずに飲みきった方が楽しめます。


