みなさまは、どんな時に感謝をしますか。
人に優しくしてもらった時でしょうか、自分の待遇が良くなった時でしょうか、棚からぼた餅が見つかった時でしょうか。
感謝というのは、本来、何か事象に対して行う行為ではありません。
事象に対して感謝の気持ちを表すことは、確かに分かりやすいでしょう。
しかし、事象が感謝の対象になっている人は、日常の中で、なかなか感謝できないはずです。
毎日の中でそんなに良いことは起きないでしょうし、ましてや感謝の気持ちを持つことなど起こらないことでしょう。
さて、感謝とは、自分を通して世界と向き合う心から湧き上がるものである。
世界と向き合い、自分と向き合って、始めて、有り難いということが何なのかが分かるでしょう。
自分の外側の事象に惑わされずに、自分に与えられた世界の有り難さを感じるとき。
感謝は自然に起こるものだと認識を改めましょう。