死というものの捉え方

人が死ぬ、ということについて、どのように認識されておりますでしょうか。

 

死というのは、誰しもに必ず起こることです。それなのに、その実を誰も理解できていない、というのは不思議だとは思いませんか。

 

なぜ、誰も分からないのか。

それは、死というものを五官を通して知ろうとするからです。

私たちは、五官によって世界を認識しておりますが、この五官なくしては、世界を感じることができません。

 

世界を感じることができない、ということは、その世界があるかどうかを知るすべがない、ということです。

 

この地球においては、五官の働きによって皆が同じ世界を生きておりますが、この五官の感覚が違う世界があるとしたら、その世界はどういった世界でしょうか。

 

五官よりももっと多くの情報を捉えることができる機官があるとしたら、その世界をどう感じるでしょうか。

 

この五官だけで世の中をとらえようとすると、結局この地球に存在しているようなものしか認識することができません。

 

死を五官で捉えるのではなく、物体と五官を超えたものとして捉えて初めて、広がる世界があるでしょう。

死というものは、所詮は肉体的な五官の消滅でしかありません。

私たちの意識は消滅しない、ということを理解できれば、意識を高める重要性もまた、理解できることでしょう。

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