今年もイチョウの葉が美しく黄色に色づき、日の光りをうけて金色に輝いている。11月に色づきはじめて、12月には日毎に葉は落ちてゆき、金色の絨毯が敷かれたような歩道を歩くのも、この時分、楽しみの一つ。
そして、毎年、どこからか聞こえてくる。
「ホットココアを、一杯、いかが」
風が頬に冷たくて、歩く道の金色の絨毯が、いくぶん湿り気があってあたかみのある歩みになる時、あるいは、部屋の中から温度差で曇った窓ガラス越しに雨を予測しながら雲の行方をおいかけている時などに、ホットココアのお誘いはふいにやってくる。
幸せなお誘いをわたしはつつしんでうけいれる。
そのホットココアは、決して自分でいれてはいけない。
誰かが、わたしのためにいれてくれるホットココアでなくてはならない。
一時期は、家の近くの喫茶店が必ず、そのホットココアの願いを叶えてくれていた。でも、引っ越しをして、その喫茶店から遠くなり、わたしのホットココアの願いはすぐに叶わなくなった。そして、引っ越しをして以来、願いが叶ったのは、一度だけ。
この幸せなお誘いは、そんなに容易く叶うわけではない。
そんなこと、事前に準備しておけば良いだけのことかもしれないという考えがないわけではない。例えば、近くの喫茶店を探すとか、あるいは、美味しいホットココアの話しを誰かに聞いてもらうのも良いかもしれない。
でも、それは粋ではないと、思う。ふいにやってくるお誘いに、事前に準備しておくなんて、恋に落ちることをあきらめた人のようだと思ったりもする。
イチョウの葉が金色に美しい頃に、このお誘いの声が聞こえてくるのはホットココアがふさわしい時分だからだけではない。わたしに、夢でみたような微かな、でもあたたかで甘いココアのような記憶が寄り添っているからだ。
そして、今年。
12月になり、そのお誘いがいつおとずれても良い頃となっている。
なかなか、気温が下がらない冬で、窓ガラス越しに曇り空を眺めても、いまだ、ホットココアのお誘いは聞こえてはこない。
「ホットココアを、一杯、いかが」
それは、ふいにやってくる。
それは、一年に一度、必ず、聞こえてくる。
もちろん、ホットココアとともに恋に落ちる準備は、たぶん、出来ている。
りり

私には、最近買ってよかったと思えるものが2つあります。
1つは、ヒゲトリマーです。伸びすぎていたヒゲに待ったをかけてくれたのは、古くからの友人でした。「整えると、もっとカッコいいね」
思わず、その場でポチっとしました。
そして1つは、お酒を飲んでも気持ち悪くならない、二日酔いにならなくなる方法を教えてくれた商材です。
友人たちと会うと、つい飲み過ぎてしまう。その時は面白いのですが、翌日のつらさといったら、、なんどお酒を止めようと思ったことか分かりません。しかし、止められないのが私の弱いところ。
飲みたいけれど、気持ち悪いのは嫌だ。そんなジレンマに陥っていた時に出会ったのが、その商材です。
詳しくは、下記にまとめてみましたので、関心のある方は、見てみてください。